第1回 第3部 台本
尺の目安: 15分 対象: FIRE民(40〜60代、ChatGPTを少し触ったことがある程度)
オープニング(1分)
お待たせしました。最後のパートです。
ここまで、AIの仕組みを学んで、実際に3つのワークを体験してもらいました。
最後は「安全に使うためのお約束」を確認します。 「怖い話をするぞ」というわけじゃなくて、知っておくと安心して使えるようになる話です。 5分くらいで終わるので、もう少しお付き合いください。
④ 安全第一のお約束(8分)
絶対にやってはいけない3つのこと(3分)
(スライド: 絶対にやってはいけない3つのこと)
まず、AIを使うときに「やってはいけないこと」を3つ覚えてください。
1つ目。個人情報をそのまま入力しない。
氏名・住所・電話番号・マイナンバー・銀行口座——こういった情報は、どんなに便利に使えそうでも、絶対に入力しないでください。 「自分の情報だからいいだろう」ではなくて、入力したデータがどう扱われるかわからないので、習慣として入れないようにする。
2つ目。仕事の機密情報・社外秘を入力しない。
会社の取引先名、顧客の情報、社内だけの資料——これも同じです。 過去に大手企業が社員のChatGPT使用を禁止した事例がありましたが、理由がまさにこれです。 社内情報が社外のサーバーに送られてしまうリスクがある。
3つ目。他人の著作物をそのまま使いまわさない。
元の文章や画像に権利や利用条件があることは変わりません。 他人の文章や画像をそのまま貼り付けて再利用するのは避けて、公開や商用利用の前には元データの利用条件も確認してください。
なぜ危険なのか?(2分)
(スライド: なぜ危険なのか?)
なぜこういうことに注意が必要かというと、使い方や設定によっては、入力した内容がサービス改善や学習に使われる場合があるからです。
一般的な無料プランでは、入力した会話がサービス改善の対象になることがあります。
ただ、設定で「学習に使わない」にすることができます。
(スライド: 安全に使うための設定)
ChatGPTの場合は、右上のアイコンから「設定」→「データコントロール」→「全員のためにモデルを改善する」をオフにする。 これは学習利用をオフにする設定で、会話履歴の表示とは別の話です。 これをやっておくと、少し安心です。
今日の後でぜひ確認してみてください。
迷ったときの一問一答(3分)
(スライド: 迷ったときの一問一答)
「これは入力していいの?」と迷ったとき、判断の目安をまとめました。
「旅行先の感想を入力する」——これは問題なしです。個人情報でも機密情報でもないので。
「取引先の会社名と商談内容を入力する」——これはNGです。社外秘の情報が含まれる可能性があります。
「自分の誕生日だけ入力する」——これは単体なら大きなリスクはないですが、他の情報と組み合わさると個人が特定されやすくなるので、習慣として避けた方が無難です。
「フィクションの登場人物の設定を入力する」——これは問題なしです。創作の話なら気にせず使ってください。
シンプルな判断基準はこれです。「リアルの自分・他人・会社に関わる情報かどうか」。関わるなら入れない。
⑤ まとめ・質疑応答(6分)
本日の3大ポイント(2分)
(スライド: 本日の3大ポイント)
今日学んだことを3つにまとめます。写真に撮ってもらっても全然OKです。
1. AIは「予測マシン」。意味を理解しているわけではない。 だから、正確な事実確認は自分でする。ハルシネーションを前提に使う。
2. アイデアは任せる、事実は自分で確認する。 アイデア出し・構成案・文章の叩き台——これは全部AIに任せていい。でも重要な数字や固有名詞は自分で一次情報を確認する。
3. 個人情報・機密情報は入力しない。 どんなに便利そうでも、リアルな自分や他人に関わる情報は入力しない習慣をつける。
この3つだけ覚えて帰ってください。
次回予告(1分)
(スライド: 次回予告)
次回は「プロンプト設計の基本」です。
今日体験したロールプロンプトをさらに深めて、「AIを思い通りに動かす指示の技術」を本格的に学びます。
今日が「AIってこういうものか」という入口だとしたら、次回は「使いこなすための型」を身につける回です。
ぜひまたご参加ください。
質疑応答(3分)
(スライド: クロージング)
では、今日の内容について何かご質問はありますか?
「さっきのワークでうまくいかなかった」「こういう使い方はどうなの?」という疑問も大歓迎です。
(→ 質問を受ける。時間が余ったら参加者に感想を聞いてもOK)
本日はご参加いただきありがとうございました!
AIとの付き合い方、少しイメージが変わりましたか? 難しい技術の話というより、「使いやすい道具の話」として捉えてもらえたら嬉しいです。
次回もよろしくお願いします!